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「骨が足りないのでインプラントは難しいかもしれません」

インプラント相談でこのように言われた経験はありませんか?

従来のインプラント治療では、インプラントを埋入するために専用ドリルで骨を削りながら穴を形成します。しかし近年では、骨を単純に削るのではなく“活かす”という考え方が注目されています。

その代表的な技術が、メガジェンジャパンが取り扱う「Densah® Bur(デンサーバー)」です。

デンサーバー(Densah Bur)と従来ドリルの比較 - 骨を削るのではなく圧縮して骨密度を高める

デンサーバーとは?

デンサーバーは「Osseodensification(オッセオデンシフィケーション=骨緻密化)」という新しい概念を応用したインプラント用ドリルです。

従来のドリルが骨を削ってスペースを作るのに対し、デンサーバーは逆回転で使用することで骨を周囲へ圧縮しながら埋入窩を形成します。

つまり、骨を捨てるのではなく、患者さん自身の骨を利用しながら骨密度を高めることができるのです。

デンサーバーの大きなメリット

① インプラントの初期固定が向上する

インプラント治療成功の重要なポイントが「初期固定」です。

デンサーバーで圧縮された骨は、元に戻ろうとする力(スプリングバック効果)を発揮します。その結果、インプラントと骨の接触面積が増え、埋入直後から高い安定性が期待できます。

② 骨が柔らかい方にも有利

特に上顎奥歯は骨が柔らかく、インプラントの固定が難しい部位として知られています。

デンサーバーは骨を圧縮して密度を高めるため、骨質が軟らかいケースでも良好な初期固定を得やすいとされています。

③ 骨造成を回避できる可能性がある

通常であれば骨造成が必要な症例でも、デンサーバーによる骨の圧縮・拡大によってインプラント埋入が可能になる場合があります。

もちろん全ての症例で骨造成が不要になるわけではありませんが、患者さんの負担を軽減できる可能性があります。

④ サイナスリフトを低侵襲に行える

上顎奥歯では「サイナスリフト」という骨を増やす処置が必要になることがあります。

デンサーバーを用いることで、自家骨を利用しながら上顎洞粘膜を持ち上げるグラフトレスサイナスリフトという方法が可能となり、骨補填材の使用量や外科的侵襲を減らせる可能性があります。

⑤ 治療期間短縮につながる可能性

高い初期固定が得られることで、症例によっては早期荷重や治療期間の短縮が期待できます。

患者さんにとっても「できるだけ早く噛めるようになりたい」という希望に応えやすくなります。

科学的根拠はあるの?

近年の研究では、オッセオデンシフィケーションは従来のドリリングと比較して骨密度や初期固定、骨とインプラントの接触率(BIC)の向上が期待できることが報告されています。

そのため世界中で導入が進み、多くのインプラント専門医が臨床に活用しています。

まとめ

デンサーバーは「骨を削る」から「骨を活かす」へと発想を変えた革新的なドリリングシステムです。

といった多くのメリットがあります。


当院ではCTによる精密診断を行い、患者さま一人ひとりの骨の状態に合わせて最適な治療方法をご提案しています。

「骨が少ないと言われた」「インプラントが難しいと言われた」という方も、ぜひ一度ご相談ください。


深見 隼人

歯科医師・歯学博士

日本歯科麻酔学会 認定医、日本有病者歯科医療学会 認定医、日本歯科薬物療法学会 専門医。一般歯科診療と並行し、歯科麻酔科医として全身麻酔・静脈内鎮静法を用いた多様な疾患への対応を行っている。

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