本日は、骨粗しょう症の患者さんに対して、オールオン6インプラント治療を行いました。
「骨粗しょう症だからインプラントはできませんよね?」
このようなご相談を受けることは少なくありません。
骨粗しょう症=インプラント不可ではない
確かに骨粗しょう症では骨の密度が低下しているため、慎重な診査・診断が必要です。また、服用しているお薬によっては注意すべき点もあります。
しかし、骨粗しょう症だからといって、必ずしもインプラント治療ができないわけではありません。
ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)と顎骨壊死のリスク
骨粗しょう症の治療でよく使用されるのがビスフォスフォネート製剤(BP製剤)です。このお薬を服用している方がインプラント手術や抜歯を行うと、ごくまれに「薬剤関連顎骨壊死(ARONJ/MRONJ)」と呼ばれる合併症が生じる可能性があります。
頻度は低いものの、起こってしまうと治療が困難になることがあるため、BP製剤を使用している患者さんには事前に必ず確認を行います。
具体的には、以下を丁寧にヒアリング・確認します。
- お薬の種類(経口薬か注射薬か)
- 服用期間と服用量
- 他の骨粗しょう症治療薬やステロイドの併用の有無
- 過去に顎骨壊死のリスクについて説明を受けたことがあるか
安全な治療のために大切なこと
大切なのは、以下を十分に行ったうえで、安全性を第一に治療計画を立てることです。
- 全身状態の把握と既往歴の確認
- 服用中のお薬の確認(BP製剤・抗凝固薬など)
- CTによる骨の量と質の3次元的評価
- 必要に応じた主治医(整形外科・内科)との連携
- 血液検査による全身状態の評価
今回の患者さんも、事前にしっかりと検査・診査を行い、主治医との連携も図った上でオールオン6インプラント治療を実施しました。
骨の量が少なくても対応できる治療法
骨粗しょう症で骨密度が低い場合、通常のインプラント埋入が難しいケースもあります。そのような場合でも、当院では以下のような対応が可能です。
- GBR(骨誘導再生法)による骨造成
- サイナスリフトによる上顎洞の骨造成
- ザイゴマインプラント(頬骨インプラント)の活用
- インプラントの本数や位置の工夫
骨が少ないからといって諦める必要はありません。適切な診査と治療計画があれば、多くのケースで対応が可能です。詳しくはインプラント治療ページをご覧ください。
「骨粗しょう症だから無理」と諦めてしまう前に、一度ご相談ください。
患者さん一人ひとりの全身状態やお口の状態を総合的に判断し、その方にとって最適な治療方法をご提案いたします。
チーム医療で安全性を追求
宇宙歯科クリニックでは、専門医によるチーム医療で、安全性と長期的な安定性を重視したインプラント治療を行っています。
「もう噛めない」と諦めるのではなく、「またしっかり噛める未来」を一緒に目指していきましょう。
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