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大会前や夏になると、タンニング(日焼けマシン)を利用する方が増えます。

健康的で引き締まった印象を演出できる一方で、「タンニングをしているからビタミンDも作られている」と思っている方も少なくありません。

しかし、実はこれは少し違います。

タンニングマシンを使用している様子
タンニングマシンは主にUVAを照射するため、ビタミンDの生成には直結しない

紫外線には2種類ある

紫外線には主にUVAとUVBがあります。

UVA

波長 320〜400nm
  • 肌を黒くする(褐色化)
  • 真皮まで届き、シワやたるみなどの光老化の原因になる
  • ガラスも通過する
  • ビタミンDはほとんど作られない

UVB

波長 280〜320nm
  • 肌を赤く日焼けさせる
  • 表皮に作用する
  • ビタミンDを体内で合成するために必要
  • 浴び過ぎると炎症や皮膚へのダメージにつながる

タンニングマシンはビタミンDを作る?

一般的なタンニングマシンは、肌をきれいに褐色化させるためにUVAを中心に照射しています。

そのため、肌は黒くなっても、ビタミンDは十分に作られないことが多いのです。

見た目を整えることと、体内でビタミンDを作ることは、実は全く別の話なのです。

ビタミンDは歯科でも重要

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるだけではありません。

歯科では、歯周病やインプラント治療、骨の治癒にも関わる重要な栄養素として注目されています。

もちろん、ビタミンDだけですべてが決まるわけではありませんが、健康な口腔環境を維持する土台の一つです。

ビタミンDを補うには

ビタミンDを増やす方法としては、以下のようなものがあります。

ビタミンD不足のサイン

ビタミンDが不足すると、以下のような症状が現れることがあります。

日本人の多くはビタミンDが不足しているとされています。特に室内で過ごす時間が長い方や、日焼け止めを常用している方は注意が必要です。

インプラント治療とビタミンD

歯科の分野では、ビタミンDとインプラント治療の関係が注目されています。インプラントを骨にしっかり結合させるためには、健康な骨の代謝が不可欠です。ビタミンDは骨のカルシウム吸収を促進するため、インプラントの定着にも影響を与える可能性があります。

もちろんビタミンDだけでインプラントの成功が決まるわけではありませんが、全身の栄養状態を整えることは、歯科治療の成功率を高める土台になります。

まとめ

UVA = 肌を黒くする紫外線

UVB = ビタミンDを作る紫外線

この2つは同じ紫外線でも役割が大きく異なります。

タンニングは見た目を仕上げるためには有効ですが、ビタミンD補給の代わりにはなりません。

身体の外側だけでなく、内側からも健康を整えることが、競技パフォーマンスや将来の健康、そしてお口の健康にもつながります。


廣神 崇史

院長

群馬県高崎市出身。2014年日本歯科大学生命歯学部卒業。大学病院での研修後、アメリカやドイツでインプラント研修を重ねる。ベトナムでのボランティア活動を通じて社会貢献にも取り組む。「ドクターひろかみん.」としてYouTube・TikTok・Xでも活動中。

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