本日は、歯を抜くと同時にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」と、骨を再生させる「GBR(骨造成)」を同時に行うインプラント手術でした。
こうした治療では、インプラントを正確な位置に埋入する技術だけでなく、安全な麻酔管理や全身状態への配慮も欠かせません。
麻酔科医と執刀医の連携
宇宙歯科クリニックでは、静脈内鎮静法を行うインプラント手術は、麻酔科医と執刀医が連携するチーム医療で行っています。
麻酔科医は、静脈内鎮静法による全身管理に加え、局所麻酔も担当します。患者さんの痛みや体調の変化を細かく管理することで、安全な手術環境を支えています。
一方、執刀医は麻酔管理を任せられるため、インプラントの埋入位置や角度、骨造成など、手術そのものに集中することができます。
専門家の分業こそが、チーム医療の強み
一人の歯科医師がすべてを担うのではなく、それぞれの専門家が自分の役割に専念する。
この分業こそが、チーム医療の最大の強みです。
医科では、外科医と麻酔科医が協力して手術を行うことは当たり前です。
私たちも同じように、それぞれの専門性を活かし、お互いを信頼しながら治療を進めています。
抜歯即時埋入+GBRとは
今回行った「抜歯即時埋入」とは、保存が困難な歯を抜歯すると同時に、その部位にインプラントを埋入する術式です。通常のインプラント治療では抜歯後に骨が回復するのを待ってから埋入しますが、即時埋入であれば治療期間を大幅に短縮できます。
同時にGBR(Guided Bone Regeneration:骨誘導再生法)を行うことで、抜歯によって失われた骨を再生させながらインプラントを支える土台を作ります。
この2つを同時に行うには、正確な診断と高い技術が必要です。だからこそ、チーム医療で各専門家が自分の役割に集中できる環境が重要なのです。
静脈内鎮静法で患者さんの負担を軽減
インプラント手術は局所麻酔だけでも行えますが、当院では多くの手術で静脈内鎮静法を併用しています。
鎮静法を併用するメリットは以下の通りです。
- 恐怖心や不安を大幅に軽減できる
- 長時間の手術でも患者さんの負担が少ない
- 治療中の記憶がほとんど残らない
- 血圧や脈拍が安定し、安全に手術が行える
役割分担が、治療の質を支える
患者さんにとっては「麻酔をする先生」と「手術をする先生」が違うだけかもしれません。
しかし、その役割分担が、より安全で、より精密な治療につながります。
チーム医療とは、患者さんにより良い治療を届けるための仕組みです。
専門家が力を合わせることで、一人では実現できない治療の質を目指しています。