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本日は、オールオン4の上部構造の試適を行いました。

オールオン4というと、「4本のインプラントで片顎の歯を支える治療」という部分に注目されがちですが、実際の治療では、インプラントを埋入した後の上部構造の設計・製作・調整も非常に重要です。

今回の試適では、完成した上部構造を実際のお口の中に入れ、患者さんと一緒に細かな部分まで確認していきました。

オールオン4の上部構造を試適した口腔内写真

まず確認するのは「見た目」

上部構造を作る際には、単純に「歯を並べればいい」というわけではありません。

例えば、次のようなさまざまな要素を確認します。

歯の長さが少し変わるだけでも、笑ったときの印象は大きく変わります。

また、顔の中心に対して歯の正中がどこに位置しているのか、左右の歯軸がどのように見えるのかも、自然な見た目を作るうえで重要です。

さらに、患者さんが笑ったときにどのくらい歯が見えるのか、歯肉がどの程度見えるのかも確認します。

「できるだけ歯を見せたい」という方もいれば、「歯肉はあまり見せたくない」という方もいます。

理想とする口元は、患者さんによって違います。

そして、見た目だけではありません

オールオン4で非常に重要なのが、噛み合わせです。

どれだけ見た目がきれいでも、噛み合わせが適切でなければ、上部構造やインプラントに過度な負担がかかる可能性があります。

そのため、実際に噛んでもらいながら、次のような点を確認していきます。

「きれいな歯を作る」だけではなく、「しっかり機能する歯を作る」こと。

これはオールオン4の上部構造を製作するうえで、とても大切な考え方です。

患者さんの「こうしたい」も大切にします

そして、私たちが大切にしているのが、患者さんのご要望をしっかり聞くことです。

など、患者さんからいただくご希望はさまざまです。

医療者側から見た理想と、患者さんが求める理想が、必ずしも完全に一致するとは限りません。

だからこそ、一方的に完成形を決めるのではなく、患者さんの希望を聞きながら、医学的に必要なことと擦り合わせていくことが重要だと考えています。

もちろん、すべての希望をそのまま実現できるとは限りません。

噛み合わせや清掃性、インプラントへの負担など、医学的に考えなければならない部分もあります。

その中で、「患者さんが求めているもの」と「医療として必要なもの」。この2つのバランスを取りながら、最終的な上部構造を決めていきます。

歯科医師だけで完成する治療ではありません

オールオン4の上部構造は、歯科医師だけで完成するものでもありません。

診査・診断や噛み合わせを考える歯科医師、実際に形や色、歯の配置などを形にする歯科技工士、そして患者さん。

それぞれの意見や専門性を組み合わせることが、より良い治療につながります。

今回の試適も、完成前の大切な確認の一つです。

実際のお口の中に入れてみることで、模型上だけでは分からない部分も見えてきます。

必要があれば修正を加え、さらに患者さんと確認しながら完成へと近づけていきます。


オールオン4は、インプラントを4本埋入したら終わりではありません。

診査・診断、インプラント手術、治癒、噛み合わせ、上部構造の設計・製作、試適、最終調整、そしてメインテナンス。

一つひとつの工程を積み重ねて、初めて治療が完成します。

そして、できるだけ長く快適に使っていただける。そんな治療を目指して、最後の上部構造まで細部にこだわって治療を行っています。

オールオン4をご検討の方は、治療方法だけでなく、「最終的にどんな歯にしたいのか」もぜひ私たちにお聞かせください。

患者さんの希望を聞き、専門的な視点とすり合わせながら、一緒にゴールを作っていきます。


廣神 崇史

院長

群馬県高崎市出身。2014年日本歯科大学生命歯学部卒業。大学病院での研修後、アメリカやドイツでインプラント研修を重ねる。ベトナムでのボランティア活動を通じて社会貢献にも取り組む。「ドクターひろかみん.」としてYouTube・TikTok・Xでも活動中。

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