「インプラントを入れたから、一生安心。」
そう思われる方も少なくありません。
しかし、実際にはインプラント治療は人工歯が入ってからが本当のスタートです。
インプラント周囲炎という病気
天然歯が歯周病になるように、インプラントにもインプラント周囲炎という病気があります。
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に細菌が感染し、歯ぐきに炎症が起こり、進行するとインプラントを支える骨まで溶かしてしまう病気です。進行すると、せっかく入れたインプラントを失う原因にもなります。
そのため、定期的なメインテナンスが非常に重要です。
チタンスケーラーによるケア
炎症が起きた部位では、感染した肉芽組織を丁寧に取り除く必要があります。その際に活躍する器具の一つがチタンスケーラーです。
チタン製のスケーラーは、インプラント表面を傷つけにくい特性があり、周囲の汚れや感染した組織をできるだけ優しく除去することを目的として使用されます。
インプラント周囲炎の初期サイン
インプラント周囲炎は、初期段階では痛みがほとんどないため、ご自身では気づきにくい病気です。以下のような症状がある場合は、早めにご相談ください。
- インプラント周辺の歯ぐきが赤く腫れている
- ブラッシング時に出血する
- インプラント周囲から膿が出る
- 噛んだ時に違和感がある
- インプラントがぐらつく感じがする
これらの症状は天然歯の歯周病と似ていますが、インプラント周囲炎は進行が早い傾向があります。だからこそ、定期的なチェックで早期発見することが重要です。
当院のインプラントメンテナンスプログラム
宇宙歯科クリニックでは、インプラント治療後のメンテナンスとして、以下を定期的に行っています。
- レントゲン撮影による骨の状態チェック
- チタンスケーラーやカーボンスケーラーによる専用クリーニング
- プロービング(歯ぐきの溝の深さの計測)
- 噛み合わせの確認と調整
- セルフケア方法の指導と見直し
通常、インプラント治療後は3〜6ヶ月ごとのメンテナンスをお勧めしています。頻度は患者さんのお口の状態によって調整します。
ご自宅でできるセルフケア
メンテナンスは歯科医院でのケアだけでは完結しません。毎日のセルフケアが、インプラントの寿命を大きく左右します。
- 歯ブラシ:インプラント周囲を丁寧にブラッシング
- 歯間ブラシ・フロス:インプラントと隣の歯の間を清掃
- 洗口液:必要に応じて補助的に使用
適切な器具の選び方や使い方は、メンテナンス時にご指導いたします。
「守り続ける技術」の大切さ
インプラントを長く健康な状態で維持するためには、毎日のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なチェックとプロフェッショナルケアが欠かせません。
インプラントは「入れる技術」だけでなく、「守り続ける技術」も同じくらい大切。
長く快適に噛み続けるために、治療後のメインテナンスまで一緒に取り組んでいきましょう。インプラント治療やメンテナンスについて詳しくはインプラント治療ページをご覧ください。
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