毎週土曜日、私は群馬県の実家の歯科医院で診療をしています。
東京・西葛西で診療する日々とは、患者さんの年齢層や生活背景、歯科医院との関わり方が大きく異なります。
群馬に根付く「予防」の文化
群馬では、昔から定期的に通院されている患者さんが多く、「治療が終わったら次は予防」という考え方が自然と根付いています。診療が終わると、その場で次回のメンテナンス予約を取ることが当たり前になっている方も少なくありません。
一方で東京では、忙しい毎日の中で「痛くなったら歯医者へ」という方がまだまだ多いのが現状です。
もちろん、どちらが良い悪いという話ではありません。地域性や生活スタイルの違いがあるからこそ、それぞれに合った医療が必要です。
歯科医師として感じること
ただ、歯科医師として強く感じることがあります。
歯は、悪くなってから治すよりも、悪くならないように守るほうが、患者さんにとって負担も少なく、結果的に健康でいられる時間も長くなります。
だからこそ私は、東京でも「予防のために通う歯科医院」という文化を少しずつ広げていきたいと考えています。
定期検診の本当の意味
定期検診は、歯のクリーニングを受ける日ではありません。
小さな変化を早期に見つけ、生活習慣を見直し、将来大きな治療を避けるための時間です。
毎週土曜日に群馬で学ばせてもらう「予防が当たり前」という文化を、西葛西でも少しずつ根付かせていくこと。
それが、私が目指す歯科医療の一つです。
「痛くないから行かない」ではなく、「健康だからこそ通う」。
そんな新しい当たり前を、一人でも多くの方と一緒につくっていきたいと思っています。